定期更新ゲームPLが何かぐだぐだ書くところ。
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今回も『何でも許可』コミュより、カルカシェッタ(1178)きゅんさん[PL:七荻東さん]
初めて(多分)死亡していないPCのPLさんの登場です(←
初めて(多分)死亡していないPCのPLさんの登場です(←
今回は、設定が抽象的で幻想的な魅力を持っているということもあって、真実として確定できる場所が少ないので、最初から推測含みになります。
カル君は、美しかった王国に生まれた王子様。
鎖で結ばれた"隙間の獣"と一緒に、安息の地を探して世界を渡り歩いているようです。
▼『王子』
『物語に出てくる王子様のよう』『仮に王子と呼びましょう』(2日目日記)とあり、実は王子であると断じられてはいないようです。
しかし、お父様は沢山の人を従えていた、という趣旨の発言(11日目・イーニーさん宛)、『灰色の瞳は懐かしいものを映しているように見えました。“わらわ”――そんなふうに喋る誰かを、思い出しているかのように。』(12日目日記。母=お妃様?)からすれば、今のところは素直に王子であると考えて良さそうです。
彼の序盤の日記は、冒頭に幻想的な昔話を含んでいます。
花咲き鳥歌う美しい王国に現れた"狭間"と、そこから伸びる"腕"。
腕に引っかかれた世界は色を奪われ、灰色に変わってゆく。
国を守るため獣との戦いを選択した王は破れ、そして――。
昔話は、概ねこのような流れで途切れています。
この後何をして、作中の状況に至ったのか。
推測の材料は、昔話の末尾にあるように思います。
▼昔話といまのあいだ:王子
動かなくなってしまった足を睨みながら、
王様は窓の外、引き裂かれた空を見上げました。
「なんとか、しなければ」
祈りと決意を交えて
王様の呟くその側で
お妃様がぎゅっと手を握りしめていました。(6日目)
『決意』を交えて呟く王様。何とかする手段があったということでしょう。
そして、その手段は、恐らくお妃様がぎゅっと堪えなければいけないようなものなのでしょうね。
僕は“向こう側”を繋ぎとめるための“イケニエ”として優れてるのだとか、神官様が謂ってたっけ(11日目・アマノさん宛)
そこで、これ。
組み合わせると、王は、王子を用いて、獣を繋ぎ止めた、となります。
鎖で王子に獣を繋ぎとめることができれば、後は王子ごと別世界に送ることで、王国から獣を放逐できる――王と妃が決意を要した最後の手段は、例えばこんなものだったのではないでしょうか。
▼昔話といまのあいだ:獣
しかし、現在の"獣"さんは、とても世界を荒らし回った暴れん坊には思えないほど、穏やかです。転機は恐らく、生贄となった王子との出会いなのでしょう。
――真っ暗。
――真っ暗でした。
(中略)
――叫べどもそれは叫びではなく、
――呼べどもそれは音ではなく。
――手を伸ばしていました。
――暗闇の中、
――手を。(7日目)
(色がない)
(足りない)
(あの日奪われたものは何処だ)(9日目)
「ねえ」
呼びかける声がありました。
「君は、どうして―――」
問いかける声がありました。
「どうして、――奪うの?」
声に邪気はなく、ただただまっすぐに向けてくる。
「――ねえ、君は――」
そのとき、初めて己は“目を開いた”のだと―――(11日目)
終了演出が共通しているこの3つ。
これらが同一視点であると仮定すれば、それは暗闇から腕を出し、声を言葉にすること能わなぬ"獣"の視点だと考えられます。
ならば、呼びかけの主は王子。
色の無い世界で色を求めて腕を伸ばし、世界の色を毟り取っていた獣。
王子の呼びかけによって、獣は自分が暗闇に居るのではなく、目を閉じていたのだと気付き――無差別に世界を掻き毟って色を奪うことがなくなった、のではないでしょうか。
以上の推測、ある程度辻褄は合っていると思うのですが――
(あの日奪われたものは何処だ)
まだまだ、謎は山積しています。目が離せませんね。
カル君は、美しかった王国に生まれた王子様。
鎖で結ばれた"隙間の獣"と一緒に、安息の地を探して世界を渡り歩いているようです。
▼『王子』
『物語に出てくる王子様のよう』『仮に王子と呼びましょう』(2日目日記)とあり、実は王子であると断じられてはいないようです。
しかし、お父様は沢山の人を従えていた、という趣旨の発言(11日目・イーニーさん宛)、『灰色の瞳は懐かしいものを映しているように見えました。“わらわ”――そんなふうに喋る誰かを、思い出しているかのように。』(12日目日記。母=お妃様?)からすれば、今のところは素直に王子であると考えて良さそうです。
彼の序盤の日記は、冒頭に幻想的な昔話を含んでいます。
花咲き鳥歌う美しい王国に現れた"狭間"と、そこから伸びる"腕"。
腕に引っかかれた世界は色を奪われ、灰色に変わってゆく。
国を守るため獣との戦いを選択した王は破れ、そして――。
昔話は、概ねこのような流れで途切れています。
この後何をして、作中の状況に至ったのか。
推測の材料は、昔話の末尾にあるように思います。
▼昔話といまのあいだ:王子
動かなくなってしまった足を睨みながら、
王様は窓の外、引き裂かれた空を見上げました。
「なんとか、しなければ」
祈りと決意を交えて
王様の呟くその側で
お妃様がぎゅっと手を握りしめていました。(6日目)
『決意』を交えて呟く王様。何とかする手段があったということでしょう。
そして、その手段は、恐らくお妃様がぎゅっと堪えなければいけないようなものなのでしょうね。
僕は“向こう側”を繋ぎとめるための“イケニエ”として優れてるのだとか、神官様が謂ってたっけ(11日目・アマノさん宛)
そこで、これ。
組み合わせると、王は、王子を用いて、獣を繋ぎ止めた、となります。
鎖で王子に獣を繋ぎとめることができれば、後は王子ごと別世界に送ることで、王国から獣を放逐できる――王と妃が決意を要した最後の手段は、例えばこんなものだったのではないでしょうか。
▼昔話といまのあいだ:獣
しかし、現在の"獣"さんは、とても世界を荒らし回った暴れん坊には思えないほど、穏やかです。転機は恐らく、生贄となった王子との出会いなのでしょう。
――真っ暗。
――真っ暗でした。
(中略)
――叫べどもそれは叫びではなく、
――呼べどもそれは音ではなく。
――手を伸ばしていました。
――暗闇の中、
――手を。(7日目)
(色がない)
(足りない)
(あの日奪われたものは何処だ)(9日目)
「ねえ」
呼びかける声がありました。
「君は、どうして―――」
問いかける声がありました。
「どうして、――奪うの?」
声に邪気はなく、ただただまっすぐに向けてくる。
「――ねえ、君は――」
そのとき、初めて己は“目を開いた”のだと―――(11日目)
終了演出が共通しているこの3つ。
これらが同一視点であると仮定すれば、それは暗闇から腕を出し、声を言葉にすること能わなぬ"獣"の視点だと考えられます。
ならば、呼びかけの主は王子。
色の無い世界で色を求めて腕を伸ばし、世界の色を毟り取っていた獣。
王子の呼びかけによって、獣は自分が暗闇に居るのではなく、目を閉じていたのだと気付き――無差別に世界を掻き毟って色を奪うことがなくなった、のではないでしょうか。
以上の推測、ある程度辻褄は合っていると思うのですが――
(あの日奪われたものは何処だ)
まだまだ、謎は山積しています。目が離せませんね。
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